2009年09月12日

落語「目黒のさんま」


秋恒例の「目黒のさんま祭り」が、品川区の目黒駅前商店街でありました。
岩手県の宮古港で水揚げされたさんまが、毎年提供されているそうです。
今年のさんまは豊漁だそう。この日を楽しみにした人達で、大盛況でした。

実はこの「目黒のさんま祭り」、落語「目黒のさんま」にちなんだもの。
「目黒のさんま」って、一体どんな噺なんでしょうね。

《成  立》徳川家光が将軍在位の頃(1623年〜1651年)のおとし噺。
      大名の世間知らずを笑った庶民の落語である。

《あらすじ》ある大名(松平出羽守)が馬の早駆けに目黒へ行った時のこと、
      空腹となり百姓家で焼きたてのサンマをわけてもらった。
      屋敷に戻ったが脂が乗ったサンマの味が忘れられない。
      しかし、屋敷の御膳にサンマが出る訳もなし。そこで親戚へ
      食事のお呼ばれをしたので、ここぞとばかりにサンマを注文。
      しかし、親戚の家来たちが体を気遣いサンマを脂を蒸して
      抜いてしまった。ひと口食べたがおいしくも何ともない。
      「このサンマはいずれより取り寄せた?」
      「日本橋魚河岸にてございます」
      「それはいかん。サンマは目黒に限る!」

     (「目黒のさんま祭り」の公式ホームページより、引用しました)

10代目・金原亭馬生師匠による、名演を御覧下さい。
落語「目黒のさんま」(前半)
落語「目黒のさんま」(後半)

江戸時代のお殿様って、乾涸びた魚しか食べていなかったんですね。
青空の下、ジュウジュウと脂の乗ったさんまとご飯、さぞかし美味だったようで。
posted by maiko at 10:17| 落語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする